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「マンツーマン」は、英語で”man to man”ではない!そこから分かる、日本人の前置詞に対する大きな誤解

「1対1」は”one to one”とは言わない。

ちゃんとした正しい英訳は、

「1対1」= “1 on 1

「ワンオーワン」って聞いたことあるはず。そう、それです。

AさんがBさんに話すから、onじゃなくて、toじゃないの?

と思った、そこのあなた。

英語の知識が、まだまだ~!

toだと一方通行になってしまう。だから、onじゃだめ。

ちなみに、one to oneって言ってしまうと、oneは人なの?何なの?ってなるから、こういう英語は存在しない。あえて言うなら、man to man(=人から人へ)。だけど、それって、流行しているウイルスとかの話。会話をするときはtoは使わない。

でも、なぜonなの?と思った、そこのあなた。

Good question!

onっていうと、「(何かの)上に~」って思ってしまうかと思うけど、実は、onっていうのは、接触している状態というだけの話。だから、天井にくっついているハエもonが使える。

例)The fly is on the ceiling!(=天井にハエがいる!)

「家に帰る途中」、つまり、自分が家に向かっているという状態のときも、onが使えるよ。

例)I am on my way home.(=自宅に帰る途中だ。)

また、~している、という意味合いでも使える。

例)The house is on fire!(=家が燃えている!=火事だ!)

つまり、それだけ近しい関係を築いて、する「1対1」だから「1 on 1」と言うのだ。

こういう感覚で、部下と”one on one”をしてくれている上司、日本にどれだけいるかなぁ。