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Peak load pricingの意図は?

JR東日本が通勤ラッシュ時間帯を避けて出社する人にポイント還元する「オフピークポイントサービス」が4月から始まる:

JR東日本 時差通勤でポイント還元サービス開始へ 定期券を使わない通勤向けサービスも | 乗りものニュース

ま、本当はポイントじゃなくて現金を還元してほしいところだけど。

一般的に、「ピーク・ロード・プライシング」と呼ばれる、この制度、実は、海外では目新らしいものではない。

最初に私が見たのは、14-15年前、シンガポールの高速道路を走ったとき。

高速道路の入り口で自動的にチャージされる際、時間帯によってチャージされる金額が変わっていることに驚き、タクシー運転手に訊いたところ、「今は空いてる時間帯で、安いのよ」と言われて、なんて良いアイデアなんだ、と思った覚えがある。

あれから、十数年。やっと日本にも導入されることになったわけだ。

Peak load pricing = ピーク・ロード・プライシング

飛行機のチケット代なんか、オフピーク時とピーク時であんなに値段が違うのに、なんで日本では、電車だけ、どの時間帯も一緒なんだろう、といつも思っていた。今後は、会社員すべてに同じ行動を求める企業が減っていくだろう。日本文化を変える行動は、会社にもできるんだという良い例だ。

但し、通勤時間をFixされているけど、給料が支払われない派遣社員や請負契約の人は不利になるのも事実。そういった法整備も忘れないでほしい。

日本は、規制緩和だ、自由競争だ、といって、正社員以外の雇用形態が必ずないがしろになるような風潮がある。(ような気がする。)それは、今でも正社員が「大多数」だからだ。みんなが、この前提をなくす意識をもってほしい。