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スマホ脳が悪いと世間で言われていることから、英語学習方法を改めて考えてみる

こんにちは!長年、海外に住み、日本に帰国後、英語を教える帰国子女の、スグリンガルです。


「スマホ脳」が引き起こす脳疲労 記憶・集中力が下がる

スマホをそばに置いておく人より、別の部屋に置いておく人のほうが頭が良いということが判明したそうです。

「大学生520人がスマホを「机の上に置く」「ポケットまたはバッグに入れる」「別の部屋に置く」状態で認知機能のテストを受けたところ、スマホを別室に置いたグループが最も認知機能テストの成績が良かった。」

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出所:Journal of the Association for Consumer Research, 2(2), 140–154.2017

つまり、スマホを使うことが脳に悪いと最近言われていますが、

使わなくてもそばに置いておくだけで、集中力など、頭が良くなるのに大切な要素が落ちる、ということが証明されたわけです。

毎日の生活で、スマホなしではやっていけないという人は、案外多いのでは?

かく言う私も、スマホなしではやっていけません。

寝る直前までスマホでメールチェックして、家族によく注意されています。

さすがに、最近はPC画面がかすんで見えてきたので、横になったらスマホは見ないようにしましたが。

上記の論文の概要だけでも、英語で読んでみましょう:

Our smartphones enable—and encourage—constant connection to information, entertainment, and each other. (=スマートフォンは、情報やエンターテイメントなど、互いの恒常的なつながりを可能にし促進している。)

They put the world at our fingertips, and rarely leave our sides. (=そのため、世界は私たちの手の届くところに常にある。)

Although these devices have immense potential to improve welfare, their persistent presence may come at a cognitive cost. (=これらのデバイスは福祉を改善する大きな可能性を秘めるが、その恒常的な存在は認知的コストを伴う可能性がある。)

In this research, we test the “brain drain” hypothesis that the mere presence of one’s own smartphone may occupy limited-capacity cognitive resources, thereby leaving fewer resources available for other tasks and undercutting cognitive performance. (=本研究では、スマートフォンの存在自体が、限られた能力の認知リソースを占有し、他のタスクに利用できるリソースを少なくし、認知能力が低下するという 「頭脳流出」 仮説を検証する。)

Results from two experiments indicate that even when people are successful at maintaining sustained attention—as when avoiding the temptation to check their phones—the mere presence of these devices reduces available cognitive capacity. (=2つの実験結果によると、人々が注意力を持続的に維持している場合 (携帯電話を我慢してチェックしない場合など) でさえ、こうしたデバイスがあるだけで認知能力が低下することが示されている。)

Moreover, these cognitive costs are highest for those highest in smartphone dependence. (=さらに、こうした認知コストは、スマートフォン依存度が高い人ほど高くなる。)

We conclude by discussing the practical implications of this smartphone-induced brain drain for consumer decision-making and consumer welfare.(=結論として、消費者意思決定消費者福祉という観点から、このスマートフォンが頭脳流出を誘導していることの実際的な意味を考える。)

ね、恐ろしいでしょ?

携帯、どこどこ・・・と部屋の中を探し回るクセが最近ついてしまっていますが、携帯のメリットとデメリットを改めて考えて、適度な距離を置いて付き合いたいものです。