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2022.04.26
みんなも『リスキル』(=re-skill)しましょう!

みなさん、近年流行っている”re-skilling”という言葉をご存じでしょうか。

似たような単語に”up-skilling”という言葉もあります。

皆さんも、”up-skilling” =アップ・スキリング(スキルをアップする)は聞いたことあるかもしれません。

「スキル・アップ」という単語も、日本語化してますしね。

ですが、近年の世界情勢の激しい移り変わりを見ていると、

これまで培ってきたスキルが、果たして「アップ」できるように今も役立つものか、

疑問に思われる方も多いのでは?

リーマン・ショック、東日本大震災に続く原発問題、ロシアのウクライナ侵攻、・・

2000年代初頭には、これだけのことが起きると誰が予想できたでしょうか。

そのように考えると、既存のスキルに磨きをかける”up-skilling”より、

今一度、自分のスキルと言えるようなものを確立させる”re-skilling”のほうが、適切なような気がします。

ところで、日本人は、世界の中でも、勉強が嫌いな民族、って知ってましたか?

本屋で本を何冊購入していますか?との問いに、「1~2冊」だけと答える比率が圧倒的に高いのは、日本人だけなのです。企業が人材育成にかけるお金も少ないのです。

例えば、コチラ。日本だけが圧倒的に低いのが分かると思います。しかも、コロナに入ってこの減少は悪化しているのです:

例えば、アメリカのアマゾン・ドット・コムは、1人当たり、人材投資に75万円を費やすことになっています。

一人当り平均年収450~500万ですから、500万としても、

75/500=15%の投資です。

日本語で「学び直し」というと、「直し」という言葉が入るせいか、

どうしても、やり直しの感覚に陥る人が多いです。

学びは過去の行為と捉えられているのかもしえません。

皆さんも、できれば、年収の1割強はご自身の”re-skilling”に投資しましょう。

大丈夫、必ず元が取れますって。

月収20万であれば、年間24~25万円の学校に通ったり、本を数十冊買って資格をゲットする―そんなことをコンスタントに行なっていくのが、年収アップ、キャリアアップの一番の近道なのです。

岸田首相が、5月にロンドンで行った講演にも、「reskilling」の話、出てきましたよ:

教育訓練投資を強化し人的資本の蓄積を推進することで労働移動、雇用流動化を積極的に支援していく。兼業・副業の推進とともにリスキリング(学び直し)に力を入れる。

日本経済新聞 2022年5月5日 岸田首相のシティー講演要旨 「強く持続的な資本主義へ」