ワクチン・パスポートなるものが、海外では主流:
コロナワクチンの接種歴・PCR検査結果を証明する「ワクチンパスポート」…導入に賛成? 反対? アンケート結果発表!
新型コロナウイルスのワクチン接種を受けたことやPCR検査の結果証明を示すもので、海外ではかなり進められています。
人の動きに安心感を与える、経済的な効果がある一方、ワクチン接種がまだの人が自由に動けない不便さも指摘され、賛成と反対が半々になっています。
英語では”vaccine passport”ではなく、”immunity passport“と呼ばれています。直訳は「免疫パスポート」です。
この和訳でもよかったのに。もっと言うと、「イミュニティー・パスポート」としてほしかった。「immunity=免疫」という単語を知らしめる、良い機会だったのに。
「免疫パスポート」って言うとちょっと語弊があるかもしれませんが、要は「自分はコロナウイルスの免疫があるよ」ということを示すパスポートということです。
イメージは、この写真のような感じ:
How to Make ‘Immunity Passports’ More Ethical
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最初の文章:
“Proof of vaccination against COVID-19 may soon be a requirement for airline or cruise ship passengers looking to embark on future voyages.“(=将来、渡航予定の飛行機・船の乗客は、間もなくコロナ予防接種の証明が必要になるだろう。)
今後は、この”immunity“(=免疫)というコトバが、頻繁に使われるようになるでしょう。今から覚えておいてください:
例)
immunity passport = 免疫パスポート
COVID-19 vaccines help our bodies develop immunity to the virus.(=COVID-19ワクチンで、ウイルスに対する免疫をつけられる。)
This bacteria is immune to smallpox.(=このバクテリアは天然痘への免疫がある。)
I am immune to smallpox.(=私は、天然痘の免疫がある。)I am immune to all the verbal criticisms to the company.(=会社に対して向けられた口頭の攻撃は、私にとって無関係だ。)
一番最後の文章、「免疫」の意味から少し飛躍させているのが、分かりましたか?
免疫がある・ない、なんて、普通の会話ではあんまり聞かないですよね。
でも、こういう使われ方、日常会話でよく使います。
例えば、苦情処理の部門で、いつもクレームを言ってこられるお客様が、担当者Aさんにだけは優しい、というとき、
「Aさんは、あのクレーマーに免疫があるのよ」(=Ms. A is immune to all the complaints from the customer.)
のような使い方をします。
ね、これが辞書には載っていない、生きた英語です。