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雨の日が続いていますが、皆さんは何をして過ごしますか?

こんにちは!長年、海外に住み、日本に帰国後、英語を教える帰国子女の、スグリンガルです。

雨ばかり降る毎日が続きます。

熱海の土石流の映像が流れるたびに、心が痛みます。

また、九州豪雨から一年経過し、未だ3700人という大勢の人が仮住まいであることを考えると、まだまだ傷は癒えていません。

どちらの水害でも、亡くなった方が多く出てしまいました。

亡くなった人に関連する行事には、海外では、funeralmemorial serviceの2種類があります。

この2つの違い、ご存じですか。

funeral = 葬式
memorial service = 追悼式

亡くなった方の体が残っているとき行われるのが前者、残っておらず知人・親族だけで執り行われるのが後者です。

ですが、この2つ、共通点があります。それは、開かれる目的です:

目的①死者に敬意を払うこと

災害に遭って亡くなってしまったという事実は無念極まりないけど、その災害に遭ってしまった人たちをただ「亡くなった人」と思わず、ちゃんと生身の人間で敬意をもって接する対象の人たちだったと考えることです:

こういうふうに説明すると、すごく難しく聞こえますが、英語では:

What Happens During a Moment of Silence?

to pay respect for the dead = 死者に敬意を払う

ということになります。宗教が・・・とか、死んだ後はどうなる・・・とかそういうことは一旦置いておいて、起きてしまった事実とそれに影響を受けてしまった人たちのために一定の「moment of silence = 沈黙のモーメント」を設けること、これが目的です。

目的②生き残った人たちのために行われる

Memorial Service vs. Funeral: What’s the Difference?

help you get closure = 生きている人たちの気持ち・感情に終止符を打つ

ということです。

つまり、生き残った人たちは、この悲しみをみんなで頑張って乗り越えようという思いを一つにすることが目的なのです。

昔から、水害を含めあらゆる自然災害に見舞われてきた日本。

多くの涙を経験してきましたが、今後は温暖化でより一層厳しい自然災害が増えていくことでしょう。

私たちは、「日本」「海外」といった区分ではなく、もはや全球的な規模で、物事を考える時代にいるのかもしれません。