ユーラシア・グループ社は、世界最大の政治リスクの調査会社。
この調査会社が発表した、今年の10大リスク:
このリスクトップ10の中で、一位に入ったリスクの名称が衝撃的だったので、ここに紹介しよう:
リスク1位:「46*」
直訳:46アステリスク
もうちょっと説明した直訳:注釈付き第46代米国大統領
意訳:バイデンが大統領になったからといって安心できない米国の政治情勢
かなり意訳:米国の分断
“46”という数字は、46代目の大統領という意味。
(”forty-six asterisk”と発音してね。)
「*」(=アステリスク)は注意書き(注釈)がついているということ。
この注意書きとは、「バイデンは大統領にはなったが、選挙をした人の半分は、トランプに投票した=バイデンを支持してはいない」ということを忘れるな、という意味。
そんな分断したアメリカが果たして、一致して政治や経済問題に取り組めるのか、というのは世界最大のリスクと考えられている。
日本人は「※」(米印)を文章の最後につけることが多いけど、あれは、英語スピカ―にしてみたら、「注意喚起、100%そうは言えない」という意味になっているよ。だから、やたらと、※をつけないで。手紙の最後につける、P.S.とは意味が違うから、注意して。
このアステリスクの意味を、ユーラシア・グループ社の社長がここで説明しているよ:
野球をしていた子供時代、素晴らしい選手でも不正を以前したことがある選手は、名前の横に「*」がついていた、と。
つまり、「*」が付く人は、「正当に100%素晴らしい」選手ではなく、条件付き、つまり、一回✖がついた人なんだ、というリマインダーなんだ、と。
「*」は、そういう意味なのである。
「アステリスク」の使い方、本当の意味、な~んてのは、辞書を見ても、試験勉強してても、なかなか身につかない。確かに、試験に出てくるわけではないから、別に知っている必要はない。だけど、こういう表現を「へぇ~」って思えた人は、英語の上達の素質あり。