読書の秋、勉強の秋、芸術の秋と言われているとおり、秋は学びの季節です。
秋に対する日本人の気持ち、英語の世界でも共有されているのでしょうか。
実は、英語には『〇〇の秋』という表現はありません。
読書の秋=Autum for reading
なんて、なにを言いたいのか、絶対通じません。
Autumn brings cooler weather after a long, humid summer season. Thus, it is considered a good season for many Japanese people to read books and gain knowledge. (=蒸し暑い夏の後、秋は涼しい季節をもたらしてくれます。そのため、多くの日本人にとって本を読み知識を得る良い季節と考えられています。)
みたいな、長い説明が必要です。
春夏秋冬、それぞれの季節のカラーが色濃く出る国、日本くらいなんです。
一年中曇りの日が多いイギリス、
冬にはマイナス30度でずっと暖房のある家から一歩も出ない生活が続くカナダ、
そういうところで暮らしている方々からは羨ましがられるくらい、
日本の四季折々の楽しみ方は、世界の中でもユニークなんです。
日本の四季がいかに特異なものか、こちらでも紹介されています:
春のcherry blossoms(=桜)はもちろんのこと、
初夏のrainy season(=梅雨)や、
秋のmaple tree leaves(=カエデの葉)についても、説明されています。
これらの単語を検索して、どのように説明されているか、サーチしてみましょう。
日本のことを説明するって、案外難しいんですよ。
↓
『日本の四季』という内容でここまで説明できると、
皆さんの英語も完璧の域に達しています。
どうせなら、ここまで話せるくらい、ボキャブラリを増やしてみましょう。
一つ一つの単語はそれほど難しくないはずです。