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眞子さまのニュースを観て、帰国子女の私が思うこと

連日、眞子さまの婚約に関するニュースがテレビで出てくる。

最近のニュースを観てると、日本も変わったな、と思う。

世界各国でロイヤルファミリーがゴシップのネタになる。特に、イギリス王室は、昔からそうだ。その傾向は、ダイアナ妃が離婚した頃から加速し、メーガン妃にスポットライトが当たりはじめてからより激しさを増している。

でも、日本の皇室の場合、昔の「天皇=神」だった世代がまだ生きているからか、ゴシップ・ニュースの対象になることが憚られるような雰囲気があった。「さま」付けになるし、敬語で改まった雰囲気になり、日本の旗でも振ろうかという気分になるところが、それの名残だろう。

なぜこのような違いが生じるか、というと、国内の「皇族」の立ち位置が異なるから。

イギリスでは、「皇族」も一般人。違いは、国の税金をもらって生活しているくらいなので、「有名人=ゴシップ記事の対象」になって当たり前、という考え方。ロイヤルファミリーでも、嫁姑問題はあるし、怒鳴ってケンカはするし、浮気はするし、離婚もする。

でも、英語の文化として脈々と流れる考え方に、「個人の考え方をいたく尊重する」ことがある。ま、日本の皇室では、離婚もできない、女系継承は認めない、っていうわけだから、一般人という扱いにならないとも、当たり前。だから、あんなに気質が激しかったあの雅子さまでさえ、結局収めるところに収めた、そういう文化なのだ(失敬)。いや、私なら決して適応障害では済まなかったはず(苦笑)

雅子さまへの扱いを見て、「あぁ、やっぱり、日本は、日本だなぁ」と思いながら、日本のアメリカン・スクールに通った。

でも、最近の眞子さまニュースを見ていると、今だったら、「美智子さまもそんなに皇族にイジメられることもなかっただろうに」、「雅子さまも妊娠、妊娠と言われず、適応障害になることはなかっただろうに」と思ってしまうのは、私だけ?

結局、今の女性が享受している、社会における自由は、先人たちの血と涙の上に成り立っている

ま、今でも結構女子には生きにくい世の中だけど。

昔の女性に感謝しながら生活したいと思いながら、眞子さまのニュースを今日も観る。