日本では、もっぱら新総裁選挙一色だった今週ですが、
当たり前ですが、海外ではほとんど話題になっていないです。
当然のことながら、海外で話題になっているのは、
①台湾のTPP加盟申請
②ドイツの新首相
③AUKUS
といったところでしょうか。
どれも、日本ではあまり報じられてないですが・・・
③AUKUS、皆さんはちゃんと分かっていますか?
AUKUS=Australia(オーストラリア)、UK(イギリス)、US(米国)の頭文字を取ったものです。
英語スピーカーにしては、あまりにも即席に作られた名詞な気がしていますが、それはさておき。
※日本人は、2つ以上をくっつけるとき、順番を気にします。例えば、かつての『東京三菱UFJ銀行』も、散々揉めて、日本語は『東京→三菱→UFJ』、英語は『Mitsubishi→Tokyo→UFJ』と順序を逆にしたそうです。ですが、英語人は気にしません。AUKUSで、USが一番低い立場にあるというわけではありません。
AUKUSは『オーカス』と呼びます。
3国の安全保障協力。
要は、『中国にみんなで対抗して軍備力を高めよう』というやつです。
オーストラリアに原子力潜水艦技術を与えるアメリカが、オーストラリアとフランスの潜水艦建造契約を一方的に破棄。
フランスは、もうカンカンです。
France says Biden acted like Trump to sink Australia defence deal
フランスは、この契約に$40 billion(=約4兆5000億円)お金をかけていました。そりゃあ、怒るのも無理ないですね。
一度言ったことを引っ込める、撤回する、というのを、英語スピーカーはとても嫌がります。
まあ、どこの国籍でも嫌がられますが、「ヒトとして」強い嫌悪感を表明するのが、英語圏の人たちです。
バイデンが、「acting like his predecessor Donald Trump」(=トランプみたいに行動している)」と言って、フランスが非難しています。
こういう日本で報道されていないことを知っていると、さらっとテレビで流れたときに、その流されたニュースよりも知っていることに、優越感を感じますよ。