こんにちは!長年、海外に住み、日本に帰国後、英語を教える帰国子女の、スグリンガルです。
菅首相がG7に行って、世界のリーダーと話しています。
A)日本はまだ緊急事態なのに、海外行って、外国の人たちとガッツポーズなんかしちゃってズルい~と思いました?
B)それとも、政治家は、行きたくなくても、海外に行かされて、大変~と思いましたか?
Aか、B、日本人はどちらが多いんだろう?と思った私です。段々支持しない人が増えていることからすると、Bではなさそうです:
菅内閣「支持」37% 「不支持」は45%で内閣発足以降最も高く | NHKニュース
G7に関しては、新聞では2つの内容が大きく取り沙汰されていました。
1つ目は、「G7全体でオリンピック開催賛成」ということ。
政治家以外の外国の人は「大方反対」で、ただの建前だ、というニュースが大方の報道のされ方のようです。
そして、2つ目が、「台湾海峡」という表現でした。
G7首脳、共同宣言を採択 「台湾海峡」初の明記(写真=ロイター)
この「台湾海峡」という表現、G7が使ったこと自体、初めてらしいです。
これら、「オリンピック」と「台湾海峡」が本当に強調されたのか?
海外のニュースを見てみましょう:
こちらはスイスのニュース:
G7 chides China on rights, demands COVID origins investigation
Xinjiang(=ウイグル自治区)のこと、COVID-19の発症源(中国のどこでスタートしたのか?)のこと、Taiwan Strait(台湾海峡)こと、などなど、中国けん制、が主なテーマだったということです。
こちらはBBCのニュース:
G7 summit: Biden says America is back at the table
トランプがこれまで無視してきた温暖化対策にバイデンが取り組む、そんなアメリカが復活した、というニュースが一面に来ています。
こちらはロイターの記事:
China denounces G7 statement, urges group to stop slandering country
G7が団結して中国の悪口(=slander)をやめるよう、避難している、というニュースです。つまり、それだけ、G7の中国批判が鮮明になっているということです。
どの新聞やニュースを見るかで、感じ方や印象が変わってくるということです。
ニュースという、一見事実だけを伝えているようなものでも、選択するもので、ヒトの意見がガラッと変わってしまうということを忘れないでおきましょう。