普段の英語の勉強に『分析』という手法を取り入れる方、あまりいないのではないでしょうか。
例えば、TOEIC攻略法を例に考えてみましょう。
何点を目標にしますか?
まずは、自分の得点を見てみることはもちろんのこと、全体の傾向をまず分析してください。
例えば、受験生のスコア分布:
Totalスコア分布
(出典:TOEIC®Program DATA&ANALYSIS 2020)
①645以上:17%
②495~645:24%
③345~495:34%
④345以下:25%
こんな感じでしょうか。
ですが、リスニング&リーディングにスコアを分けるとどうなるでしょうか:
(https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist/241.html#anchor02)
リスニングのほうがスコアが高いのが分かりますか?
また回数を増やせば増やすほどスコアが上がることも分かっています:
(出典:TOEIC®Program DATA&ANALYSIS 2020)
『慣れ』つまり何回も聞き流す程度でスコアが上がる可能性の高いリスニングは、問題を解くより聞くことに慣れることにフォーカスし、
対策を練る必要があるのはリーディング
であることが分かります。
そして、自分のスコアが分かったら目標とするスコア専用の書籍を隅から隅まで読むことがおススメです。
幸い、最近は、600点、700点、800点、それぞれ専用の、ありとあらゆる対策本が売っています。
どれも一緒でしょう?
いえ、一緒じゃないんです。
特定の点数用に問題が組まれているんです。これも分析のなせる業。
「英語を上手くなる」「話せるようになる」という目標より、
単に「スコアを上げる」、「合格する」ことが、何倍も簡単と言われるのは、こういった分析で、対策を組みやすいからです。
皆さんも、決まった目標があるなら、データ分析から始めてみませんか。