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BEC WC 絶対必勝法について

本日は、よく受けるご相談の一つ、BECのWCをどう攻略したらよいか、についてお話しします。

先日、こんなご相談を生徒さんから受けました:

「なにが一番BECのWCの勉強方法で効果的でしょうか」
「何度もBECの試験を受けていますが、WCのところでWeakerと表示されます。WCの試験対策に効果的な学習方法を教えてください」
「WCですが、ライティングや文法に弱いため、TOEICなどの勉強も同時進行で進めています。英語の学習に役立つ教材はどれでしょうか」

うーん、一つ皆さん勘違いしていることがあります。

それは:

『会計で使われる英語』と『(TOEICetc.)英語試験で問われる英語』が違う英語である

という点です。

確かに、USCPAのWCでも文章を書くんですから、

“I think…”
“I believe…”
“I introduce the following three points for…”

など、すぐに使い回しやすい構文を覚えておくに越したことはないです。

ですが!使える英文法は、それくらいです。

会計の英語は特殊な英語です。

例えば、

『as …. as ~構文』とか、

『to不定詞』とか、

『比較級』『最大級』とか、

ハッキリ言えば不要です。

そんなもの知ってなくたって受かります。

例えば、

『WACCの要素を社長に説明してください』

というお題だったとしましょう。

3~4パラグラフの説明が必要と(一般的に)言われていますが、最初のパラグラフは、模範解答的なものを見ると、どれもこんな感じで始まります:

(A)
WACC stands for Weighted Average Cost of Capital. It is so named because the two main components are taken average according to their weights. These two components are cost of equity and cost of debt. Each of these components are further explained below:

  これで、生徒さんからよく質問が来ます。

略語を説明するときは、“stands for…”って書いたほうがいいですか?
namedの前にsoが来ているのはなぜでしょうか?
略語をフルスペルした説明は最初に入れたほうがよいでしょうか?
according to…=~によると』という意味なのに、ここで使われている理由を教えてください。
『:』を使うタイミングを教えてください。

すべての質問への答え:それぞれの文法には、ちゃんと意味があるんですから、教えますよ。でも、それをほじくる時間があれば、ちゃんとWC対策やりましょう、ということです。

どの質問への答えも、WC対策にはなっていません。

よく分からなければ、これだってよいのです:

(B)
WACC is Weighted Average Cost of Capital. There are 2 parts. One is cost of equity and two is cost of debt. Details of cost of equity and cost of debt are below.

(A)も(B)も内容は、全く同じです。

(B)はハッキリいってショボい英語です。

でも、採点者側から見ると(A)と(B)には、絶対同じ得点を配分するでしょう。

理由はWACCについて理解できていることが両方から分かるからです。

WCは英語を全くと言っていいほど採点しません。

そりゃあ、スペルミスを何度もしていたらダメですよ。Cost of Capitalの代わりにCost of pclitaaとか。

でも、Cost of capitalの代わりに、

costs of capitalと複数形にしてしまっていても、

大文字でも小文字でも、

cost of capと略してしまっていても、

大きくは減点されないでしょう。

採点者は、受験者の理解レベルを、全体的な文章から判断するためです。

是非そのことを念頭において、試験対策を進めてください。

ちなみに、

CPA講師に質問する効果的な質問方法は、

ではこの表現で十分内容は伝わるでしょうか:
〇〇〇✖✖✖

のような感じで質問すると、もっとよく答えてもらえると思います。

もっとも、英語がちゃんと話せる講師に限りますけど。

引き続き、試験勉強頑張ってくださいね。