こんにちは!長年、海外に住み、日本に帰国後、英語を教える帰国子女の、スグリンガルです。
英語上達に絶対必要な:①ブランド と ②競争優位性 をご紹介します。
①Branding(=ブランド)
「ブランド(brand)」の語源は、昔のケルト語で「焼印をつける」という意味の 「brandr(ブランドル)」です。
昔の人は、多くが牛を飼っていたので、自分の牛のお尻に「これは自分の牛だ」と分かるような焼印を押して、「この牛は、〇〇さんの牛だ」とすぐに分かるようにしたのです。
※brandr ☛ burned(焼く)☛ brand(ブランド)と変化しました。
つまり、
パッと見ただけで、他と区別できるもの
であることが、ブランドの絶対条件になります。
②Competitive advantage
(=競争優位性)
単に「他と違うこと」「他者と区別すること」が目的なら、
「個性」
でいいのですが、なぜ「個性」ではなく「ブランド」と呼ぶかというと、
商売 お金 ビジネス 市場で生き残ること
仕事 昇進 自己の成長
利益の確保 メリット 楽に生活すること
有意義に感じる 幸せ 達成感
など、ヒトが幸せを感じるために必要な要素が関係するからです。
社会の中で生活する以上、狩人をして、川の水を飲んでいるだけでは、暮らしていけません。
他者にはない自分の強みを打ち出すことで、自分だけの強みを打ち出すことで、社会の中で幸せと感じながら暮らしていくことができるのです。
「個性」なら十人十色あってOKですが、「ブランド」は、上記の「商売」「市場で生き残る」といったものが関係してきます。
そのため、単に「他と違えば良い」のではなく、「他者よりも優れているなにか」「他より優位に立てるスキルや能力」が必要になります。これが、2つ目のCompetitive advantage(=競争優位性)です。
なぜ、これら2つが大切なのか?
①ブランド と ②競争優位性 という2つを意識して英語を勉強することはとても大切です。
小さいころから英語を勉強する人は、何百万、何千万といます。
キレイな発音ができる、日常会話ができる、スラスラと長文を読める、だけでは競争優位が確立できないのです。
自分が今いる生活圏内で、自分の存在を確立させるには、どういうブランドが必要か?
@英語で値段が交渉できるスキルでしょうか。
@外国人が面接官の英語面接を、切り抜けるスキルでしょうか。
@好意を抱く外国人を口説くスキルでしょうか。
自分が必要とする「英語」の分野を改めて考えてほしいのです。
「他人」ではなく、「自分」がそのポジションをゲットするために、払う努力 ― これが、自分のブランドの確立であり、競争優位を高めることにつながるのです。
そして、これが英語力強化への第一歩なのです。
外国人は・・・
自分のブランド(=self-branding)
競争優位の確立(=establishing own competitive advantage)
付加価値(=added value)
というテーマが大好きです。
自分の「個性」より「他者より優れた自分のスキル」とかいったものを、マジで大事にするからです。
そこに、文化の違いが表れているといっても、過言ではありません。
こういう、競争とか、他者より優位に・・という考え方、好きではありませんか?
そういう生半可なことを言っていると、英語が上手くならないですよ。