Image
Blogs
ブログ
転職ストーリー②また就職活動を試みるも・・・

こんにちは!長年、海外に住み、日本に帰国後、英語を教える帰国子女の、スグリンガルです。

帰国子女という立場で、日本に帰ってきてから就職して、とんでもないことになったというストーリーをご紹介します。

今現在就職活動をしているヒトに、少しでも参考になれば幸いです。

***********

前回は、最初の就職がやっと決まったと思ったとたん、会社が倒産したというお話をしました。 →前回の話はコチラ

でも、また書類選考で落ち続けていたので、心がすさんでいきました。

自尊心プライド自負心

そんなものはとっくの昔に捨てましたw

就職活動で落ち続けるって、やっぱりしんどいですね。

自分のなにを知って落とすのか、と言いたいところですが。

自分の一部分だけを見て判断されることに対する苦しさ。この苦しさを自分の中でどう解決してばいいのか分からず、もがき悩む日々が続きました。

精神的に変になりそうだったので、とりあえず英語を使った仕事を探しました。

でも、この「とりあえず」も一苦労。

塾にも受からず英会話学校にも受からず。英語話せても、これだけ落ちるんだぁ。なんのために英語を勉強したんだろ。。と毎日泣いてました。

やっと採用されたのは、翻訳会社の英訳チェッカー。チェックくらいなら翻訳という特殊スキルではないから、こんな経験のない子にさせてもOKだろ、というのが、先方の考え。どうせネイティブ誰もいないんだから、それに近い安い給料の人を雇おうという考えでした。

私がこのとき感じたのが、

「相手の目論見に合致すると、採用してもらえる」

ということでした。

同じ英語を使った職種でも、翻訳・通訳、英訳チェック、英文経理、英語研修、海外本社・支社とのやり取り、メール、いろいろあります。だから、あちらが、どういうポジションの人を求めているか、を見極めたら早いんです。

募集している職種は「翻訳チェッカー」の仕事でしたが、内容を聞くと、実際にほしい人材は、①英語が少しネイティブっぽく聞こえる英語に修正できる人②翻訳を納品後、クレームがきたときにやんわり説明できる人、ということだったわけです。

これはできる!と思ってしまいました。なぜかって?文句に言い返す能力だけは自信があったからですw 

英語が話せるといっても、私の英語は当然のことながら、ネイティブの英語よりは劣っているわけです。が、少しフツーの日本人よりは「上手に」聞こえる英語だけは話していたため、この「フツーよりは上手そう」な英語で採用してもらえました。

なので、①と②を満たしている人材、ということで、晴れて採用されたのでした。

ここから言えることは、2つ。

1)募集要項に書いているものは、募集されている採用枠の一面でしかない、ということです。①と②なんて、募集要項に書いてませんでしたから。応募して行ってみたら、実際は・・・みたいなこと、採用の話では頻繁にある話です。だから、ダメモトでも、応募してみていいのです。

2)この逆を言うと、応募要項を見て、「これなら私にもできる!」と思っても、あちらの①と②に合わなければ採用されないので、「採用されなかった」という事実は「あなたがこの仕事を受ける資格がない人」という意味ではないです。ただ単に、採用する側の「都合」ということになります。だから、採用されなくても、全然落ち込まなくてもいい、ということになります。

と、晴れて採用されましたが、この先もつらいつらい仕事の日々は続くのでした。それはまた次回・・・