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雨ばかりの毎日がやってきました―雨から日本の文化を考えてみましょう

こんにちは!長年、海外に住み、日本に帰国後、英語を教える帰国子女の、スグリンガルです。

ズボラな主婦代表!の私は、ずっと寒くて、未だに羽毛布団がしまえないでいました。そしたら、あっという間に梅雨になってしまったようで。。

いやはや、情けないです。

毎年この時期になると、幼いときに、

「雨季がやってきた」

と言って、大人の人に笑われたことがあります。

「え?雨季って言わないの?」

と母に訊くと、

雨季ってコトバは、ブラジルとか、ジャングルがある地域でしか言わないんだよ。だから、日本は雨季じゃなくて、梅雨

と言われたことを、昨日のように思い出します。

雨季も梅雨も、ともに”rainy season“。

なのに、そこに、細かな違いがあるのが、さすが日本の文化。

実は、季節の単語がここまで多いのは、日本くらいだそうです。

同じ雨でも、

大雨
片時雨(かたしぐれ)
寒雨(かんう)
霧雨(きりさめ)
ゲリラ豪雨
豪雨
小雨(こさめ)
小糠雨(こぬかあめ)

と、普段の生活にも使わないような、いろんな種類があります。

農耕民族だった日本人が、季節の移り変わりや天候の変化に敏感だったことは言わずもがな。

英語では、こんなに存在しません。日常使うものといえば、

Weak rain(=弱い雨)
Hard rain(=ひどい雨)
Sudden shower(=突然のシャワー、スコール)
Storm(=嵐)

くらいです。

日本の美しい四季の変化も、だんだん温暖化で崩れていってますが、大切にしたいですね。