先日、久しぶりに友だちから、連絡がきました:
「ねーねー、私の会社なんてさー、システム設備が揃ってないから、毎日結局通勤してるんだよ。『在宅勤務は、コロナが完全に収束してから取り入れます』て堂々と宣言しちゃったしねー。ホント、在宅勤務している企業は、大企業ばっかりなんだろうねぇ」
これ、ある意味、真実かもしれません。
数カ月前に発表された、地域別のテレワーク実施率です:
(出典:内閣府「第3回 新型コロナウイルス感染症の影響かにおける生活意識・行動の変化に関する調査」)
なんと、東京都23区では、テレワーク率が、53.5%。
つまり、2人に1人は確実にテレワークをしているんだそうです。
ホントに!?と思った人も多いはず。
だって、朝どんなに早く電車に乗っても、結構満員に近いくらい人が乗っています。確かに、コロナ前よりは減りましたが。
ですが、この数字、裏があります。
この53.5%のうち、100%テレワークをしている人は4分の1。
つまり、4分の3は、未だに週数回は職場に通っているのです。
つまり、地方の場合、テレワークをしている人の割合は、21.9%ですから、100%テレワークをしている地方の人は、もっと少ないはず。
テレワークの恩恵を受けている人は、思ったほど少ないのではないでしょうか。
先日読んだ某雑誌で、夫婦そろって100%テレワークになり、地方に引っ越して、生活に余裕ができました、と言って、夫婦で笑っている写真が載ってましたが、あれも某派遣会社だったしな~。
その生活を、どれだけテレワークをできない派遣社員が支えているんだろうと思わずにはいられませんでした。
ちなみに、海外のテレワーク比率に関するデータはこちら:
• 56% of employees have a job where at least some of what they do could be done remotely.(= 従業員の56%は、少なくとも業務の一部をリモートで行うことができる仕事に就いている。)
• 62% of employees say they could work remotely.(=従業員の62%はリモートワークができると答えている。)
• Studies repeatedly show desks are vacant 50-60% of the time.(=研究によると、デスクは50~60%空いている。)
海外も日本も同じような数値ですね。