こんにちは!長年、海外に住み、日本に帰国後、英語を教える帰国子女の、スグリンガルです。
今日は、日本人にありがちなミスをご紹介しましょう。
よく、
「日本語のフレーズを英語で表現したい」
と言って、訳したい日本語フレーズをもってくる方がおられます。
本日の「ピンチをチャンスに!」のようなフレーズです。
なぜか、こういった、クリエイターがお金をかけて作成したようなフレーズは、和製英語が多いんですよね・・
恐らく、日本人の耳に馴染みの多いカタカナを多用しているものは、和製英語が多いから、なんだと思います。
「ピンチ」は和製英語です。
“Take a pinch as a chance“
と誰かが訳していて、思わず飲んでいたジュースを吹いた経験がありますw
本人は大真面目なんだから、笑ってはいけないですね・・
英語の”pinch“は「つまむ」の意味です。
There was a blacked handkerchief on the table. I knew that it was Hiroshi’s, so I pinched the handkerchief my fingers and put it in his locker.
(=テーブルの上に黒いハンカチがあった。私は、それがヒロシのものと知っていたので、つまんで彼のロッカーに入れた。)
こんな感じです。
さて、話に戻りましょう。
「ピンチをチャンスに!」=こういうのを英語にするときに、これまでの英語力が活きてきます。
ピンチって何でしょう?ヤバいこと?崖っぷちな状態?それを英語で表すと?「ヤバい」も「崖っぷち」も英語でなんて言ったらいいかわからないときは、別のコトバにするんです。「難しいとき」→これはどうでしょ?”Difficult times”ですね。
チャンスって何でしょう?ChanceでもOKですし、確実に良いチャンスのときだけを表す単語も、あります。→”Opportunity”(=機会)です。
動詞はなんでしょうか?英語は、”see” “go” “do” “make”さえあえば、ほとんどが事足りると言われます。今回は”see“を使ってみましょう。
“Let’s see difficult times as chances! “(=難しいことを、機会と見よう!)
ほら、これで英文完成です。
ちなみに、プロはこんな感じの文章も作ります:
Tough times bring opportunity.(=タフな時は機会を持ってくる)
Difficulties bring fortunes.(=難題は幸運をもたらす)
Adversity has a big chance.(=逆境には大きなチャンスがある)